2017年6月9日に「天皇退位の特例法」が成立しましたね。
退位の時期は「公布から3年を超えない範囲で定める」ということですが、2018年末か2019年4月の予定で調整されるということです。
可能性が高いのは2018年末に天皇陛下は退位、皇太子様が新しい天皇に即位され、2019年1月1日より新しい元号に変わるというシナリオのようです。
【2017年12月1日追記】2019年4月30日に天皇陛下が退位される事が決定しました。翌日の5月1日に皇太子さまが即位され、新しい元号に変わります。
新しい元号に変わる数か月前には発表されるということなので、2018年の夏頃には「平成」に変わる新しい元号が明らかになります。
何になるのか?楽しみですね。
さて、天皇陛下が変わるということでもう一つ気になるのが、
「天皇誕生日」という祝日がいつになるのか?
ということですよね。
そこで天皇誕生日について調べてみました!
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新しい天皇誕生日は2月23日
6月9日に成立した特例法には新しい天皇誕生日についての記述もあり、現在の12月23日から皇太子さまの誕生日である2月23日に移ると書かれています。
さっそく2019年の2月のカレンダーを見てみましょう。
2019年2月
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
記念すべき第一回目の「新・天皇誕生日」は土曜日ですね。
う~ん。もともと休みの人も多いかも(笑)
まあ2月の祝日は建国記念の日だけだったので、祝日が増えるのは嬉しいですね!
【2017年12月1日追記】皇太子さまが即位されるのは5月1日なので、2月23日時点ではまだ即位されていません。2019年の祝日としての天皇誕生日は無くなる可能性がありそうです。
12月23日は祝日ではなくなる?
新しい天皇誕生日が出来たのは嬉しいのですが、気になるのは
現在の天皇誕生日・12月23日はどうなるのか?
ということですよね。
天皇陛下の誕生日じゃなくなったんだから普通の日?
あれ?これまでの天皇誕生日はどうだったんだろう?ということで、調べてみました。
昭和天皇の天皇誕生日
4月29日
昭和天皇崩御の年からみどりの日という名前で祝日として残りました。2007年に昭和の日に名称が変わり、みどりの日の名前は5月4日に移動しました。
大正天皇の天皇誕生日
8月31日
大正天皇在位中は祝日でしたが、崩御後は残念ながら祝日としては残りませんでした。
理由は諸説あるようですが、戦時中だったことが関係しているという記述が多いですね。
明治天皇の天皇誕生日
11月3日
明治天皇崩御後は祝日ではなくなりました。
意外ですね!
しかし、崩御から15年後の昭和2年に明治節として祝日に制定されます。
第2次世界大戦後は11月3日は文化の日として祝日になります。
昭和21年11月3日に日本国憲法が公布されたことに由来し、明治天皇の誕生日とは関係ないという建前ですが、11月3日に日本国憲法が公布されたのは首相の吉田茂の「明治節に合せる」という意図が大きいと言われています。
まとめ
このようにこれまでの天皇誕生日も、その時々の時代に合わせて都合の良いように祝日として残るか残らないかが決定されているようです。
平成という時代を生きてきた人々の心情としては、天皇誕生日がいきなり平日になるのは違和感を覚えますよね。
それに祝日が増えると嬉しいですし(そっちの方が大きい?)
最近は山の日が祝日として追加されたり、休日を増やそうとする試みが増えてきているので新しい名前の祝日として残る可能性も高いと思います。
いったいどうなるのか。楽しみですね。
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