11月15日放送のドラマ「相棒16」第5話「手巾(ハンケチ)」のネタバレ感想を書いて行きたいと思います。
今回はかなり当たりでしたね。
米沢が久々に登場したことも嬉しかったですよね。
23年前の事件と今回の事件のつながり、樋口の精神が娘の真紀にしっかりと受け継がれていたこと、犯人のクズっぷり。
どれも面白かったです。
それでは感想まとめ行ってみましょう!
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あらすじ
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、警察学校で教官を務める元鑑識の米沢守(六角精児)から連絡を受け、校内で起きた“転落事故”の現場に臨場する。意識不明の重体で病院に運ばれたのは、樋口(佐戸井けん太)というベテラン教官で、亘も指導を受けた人物。独自の捜査を始めた右京と亘は、樋口の入院先で彼の娘・真紀(南沢奈央)と顔を合わせる。真紀は所轄の刑事で、現在は電機メーカーの機密データを盗んだ後、死亡した男の事件を追っているという。ところが、真紀は膠着状態になっているその事件の手掛かりを見つけたと言って、意識が戻らない父親を尻目に、捜査に戻ってしまう。冷淡すぎる真紀の態度に疑念を抱く亘。いっぽう、右京は、教官転落とデータ漏洩、ふたつの事件に関連があるのではないかと推理。捜査を進めると、かつて刑事だった樋口が23年前にかかわった事件との奇妙な符合が発覚して…!?
警察学校で起きた教官の転落と機密漏洩事件に繋がりが?
それら2つの事件と23年前の事件の奇妙な符合とは!?
過去から現在へと繋がる難解な事件に特命係が挑む!
ゲスト:南沢奈央 佐戸井けん太 六角精児
脚本・監督脚本:浜田秀哉
監督:内片輝番組公式サイトより引用
樋口突き落としの捜査は?
ストーリーは面白かったですけど、ちょっと気になったこともありましたね。
1つは樋口の意識が戻ったとき、特命が事情聴取してましたけど、他の捜査員は?
「特命は首を突っ込むな!」
と厳しく言われていた割には真っ先に事情聴取出来るなんて(まあいつものことですけど)
ご都合主義と言われても仕方ないですよね。
もう1つは、樋口が突き落とされた時間に真紀がいることを証言した犯人。
普通なら、
「ということは、あなたも現場にいたんですよね?」
ってなりますよね?樋口の素行調査記録を見るまで捜査線上に全く上がってなかったことに違和感を感じました。
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冠城と青木の学校時代
警察学校の生徒時代の青木は、樋口に「警察嫌い」ということを評価されていましたね。
青木が「相棒14」で初登場したときのタイトルが「警察嫌い」でしたから、ちょっとニヤッとした人は多かったと思います。
冠城の評価は「キャリア官僚の地位を捨ててまで正義を貫こうとする」
「矜持がある」
とべた褒めでしたね。
矜持(きょうじ)ってなに?
と思って調べてみると、「自分の能力を信じていだく誇り。プライド。」とありました。
評価をみた冠城はかなり嬉しそうでかわいい!
今回は冠城の絵が下手ということも発覚しましたね。
真紀の似顔絵を書こうとしたときの下手さが笑えました。
特命のホワイトボードに捜査で判明したことが書かれていましたが、樋口の写真の横に下手くそな鬼らしき絵と「鬼教官!」と書かれていましたね(笑)
第5話の感想まとめ
真紀の葛藤を芥川隆之介の「手巾」になぞらえた演出がすごく感動しました。
自殺した犯罪者の娘を養子として育ててくれた樋口に感謝をしていたのに、実は実の父が被害者だったかもしれないことを知っていた樋口。
その事をとがめられている最中にも23年前の事件を解決するためには、今回の事件を解決する必要がある、と必死に考える樋口を見た真紀。
意識不明の樋口に変わって絶対事件を解決するという意思が、病院での一見冷徹な表情に合われていたんですね。
そしてラストの、23年前上司に反対され疑惑を抱えたまま捜査を止めた樋口には、教官を続ける資格はない。と非情なセリフを浴びせますが、その真意は
自分を責めながら教官を続けていく父を見たくない。
父の肩から重荷を降ろしてあげたい。
という娘の労りの言葉だったんですよね。
最後の右京さんと冠城の丁寧な解説は不必要だったでしょう。
良いストーリーでした。
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