3月26日放送の連続二夜ドラマ「そして誰もいなくなった」第二夜のネタバレ感想を書いて行きたいと思います。
第二夜は相国寺竜也(沢村一樹)の推理?と言うか解説?がメインでしたね。
真犯人は元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)でした。
渡瀬恒彦さん最後の演技と思うと感慨深いものがありましたね。
役の磐村も末期がんだったということで、渡瀬さんはどのような気持ちでラストの独白シーンを撮影されたのでしょうか。
苦しそうに薬を飲むシーンも演技だったのか実際に苦しかったのか。
ご冥福をお祈りいたします。
それでは感想まとめ行ってみましょう!
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どうやって人形を移動させた?
磐村は医師・神波江利香(余貴美子)を言いくるめて味方につけて、自分を殺害されたことにして自由に動けるようになりましたが、それまでの5人が殺害された時の兵隊人形はいつの間に減らしていたのでしょうか。
そして、白峰涼(仲間由紀恵)がケン石動(柳葉敏郎)を銃殺したのは、言わば偶然ですよね。
どうしてその現場に隠しカメラを仕込んであったのでしょうか。
白峰が自ら縄に首を掛けなかったら、どうやって白峰を首吊りさせるつもりだったんでしょうか。
ほかにも、磐村が自殺したときの銃に昆布で重しを巻き付けて窓の外に投げ出すようにした。というトリックはネズミが昆布を跡形もなく食べるのか?という疑問とともに、すぐに隠しカメラでネタバレするくらいなら初めからそのトリック必要なかったんじゃない?って感じました。
隠しカメラの映像の後に付け足された磐村の自宅で事前に撮影していたラストの独白シーンで語られたこの一連の犯罪の動機は
人を殺してみたかった
というシンプルなものでした。
その欲望を満たすために、法の下では罪に問われなかった9人を選び出したのですが、その人選は割愛とか。
割愛するなよ!(笑)
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相国寺竜也の必要性
沢村一樹さん演じる相国寺は一風変わった刑事のようでしたが、これといって大したことしていないですよね。
第一夜冒頭から登場していたので、真犯人のトリックを華麗に明かして見せるのかと思いきや、結局真犯人の思惑通りに事は進んだことを視聴者に教えてくれただけでした。
犯罪に芸術はない
なんて船の上でかっこつけていましたけど、あんた何の役にも立ってないやん。
隠しカメラや、レンガに隠されたマイクロSDカードも捜査員が多数しらみつぶしに探したらいつか見つかっていた気がします。
第二夜感想まとめ
なんか不完全燃焼です。
- 被害者をどうやってばれずに殺害したか?
- どうやって人形を減らしたのか?
- ケン石動と白峰涼を本当はどうするつもりだったのか?
の描写が無く、磐村の独白だけだったのが不満です。
相国寺もなんだかよくわからない設定でした。
原作もこんな感じなんでしょうか?
これなら「金田一少年の事件簿」の方がよっぽど面白いミステリーでしたよね。
原作読んでみようかな。
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第1夜は登場人物の国籍こそ変わっていたもののアガサ・クリスティの原作にけっこう忠実でしたが、第2夜は後ろ半分は完全にオリジナルです。
そもそも原作では相国寺警部に当たる探偵役が出てこず、警察が頭を悩ませていたところに犯人からの告白文が届く、という形で真相が明かされます。9人をどうやって探して選んだのかや、最後の二人に対する計画なんかもきっちり書かれてます。そもそも原作は80年近く前の小説なので小型カメラや電動人形ケースは当然出てきません。あと”昆布”も出てきません(笑)
いわゆる探偵役は出てきませんが手がかりそのものは文中に残されていて、読者に探偵役を任せる、という感じになっています。
正直言って原作に忠実だった部分に比べてオリジナル部分は大分お粗末でしたね。
余談ですが、今では珍しくない”見立て殺人”や”クローズド・サークル”ですが、本作はこれらを取り入れた最初期の作品の一つで、そういう意味ではドラマの犯人が言っていた”今だかつて無い犯罪”とも言えるかもしれません(笑)
もし興味が沸いたならぜひ原作を読んでみることをオススメします。
閲覧者様、コメントありがとうございます。
なんと原作では探偵役がいないのですか!ドラマでは全く余計なことをしてくれましたね。
昆布の元ネタが何だったのか!?
白峰を驚かせた窓から垂れ下がる昆布にも笑わせてもらいましたが。
原作は80年も前とは…今では使い古されたトリックの原点みたいな感じでしょうか。
やはり原作はこのドラマ以上にワクワクさせてくれそうですね!
最後の犯人が自殺するシーンの録画が入っていたマイクロSDはどうやってレンガに隠したのかが、私の中でのモヤモヤです。
もう一人、協力者がいるのかな?と思わせる最後でしたが、結局それはなさそうで…
渡瀬さんの迫真の演技が、そのモヤモヤのおかげで薄まってしまったような気さえしてしまいました。
渡瀬さんの御冥福をお祈りいたします。
私も、誰がマイクロSDをレンガに隠したのかで、ずっともやもやしています。
自殺した映像を撮影したなら、渡瀬さんの部屋で小型カメラが見つかるはずですよね
何故マイクロSDがレンガに入っていたのか……。
私がデジタルに詳しくないので、わからないだけなのかと思っていました。
同じもやもやを抱えている人は大勢いると思います。
ありがとうございました。
勝手な妄想ですが、製作側が渡瀬さんが急逝されたことで慌てて作成したような雰囲気を感じました。
あくまでも個人的な想いですが、渡瀬さんの最後の迫真の演技を使いたかったのかな?使うためにはこんな流れで〜〜と、構成し直したのかもな?と。
製作側のみなさんの渡瀬さんへの想いのようなもの感じました。製作期間も短いので、こうするしか最後の演技を世に出せなかったのかもしれないなぁ。
なんて。
ひょっとしたら、もう一人の協力者が⁈みたいなミステリアスに終えたと思えは、正解だったのかもしれないですね^_^
今日、ようやく見ました。私も最後のSDカードを誰が取り出してレンガに付けたのか、不思議でなりません。トリックが破綻しているように思います。
マイクロSDですが、レンガの中から見つかったのは、
他のみんなが殺されたり、死体をベッドに寝かせた時の映像で、
元判事が自殺した映像は、その後、元判事の部屋の天井から見つかった、
小型カメラの映像に入っていたので、そこのトリックはおかしくないですよ。
それより、最後に、元判事の告白映像の中で、
写真を叩きながら、みんなが亡くなった瞬間が流れたところで、
二人目の執事の奥さんが亡くなった時に、
医者が薬をすり替えていた映像がありましたが、
あの頃はまだ共謀していなかったのでは?と思ったのですが、、
違いますか?
もっと後で、ケン氏が犯人じゃないか、ということで、
二人で話しているシーンがありましたよね??
あれ?となりました。。
最後の二人の死に方も、不確定要素満載すぎですね。。
でも、私としては、9人をどうやって探したのか、
そこ割愛?!が一番でした。。
マイクロSDで、もやもやされている皆様へ。
私もそうだったのです。それでこちらのサイトを訪ねました。
「おおっ、やっぱり同じ疑問を持っている方がいた!」と思ったのですが、あれ?さんの意見に、「あれ?」
もしかしたら!と思って、録画を見直しました。
わかりました!!重要な部分を、CMと勘違いして飛ばしていたのです!
飛ばしてしまっても、実にしっくり話が繋がってしまうのですよ、これが。
おかげですっきりしました。もやもやしている皆様、録画が残っていたら、ゆっくり見直してみてください。天井から小型カメラ発見、この部分、見ていないでしょ??
(^-^;
ひかばさんのコメントのおかげで私もSDカードの真相を知ることができました!長いドラマだけにたくさんCMがあったので、ついつい飛ばしてしまったのがいけなかったんですね…
家族でうんうん悩んで、ようやく答えが分かってすっきりしました。どうもありがとうございました!
通りすがりの者です。さっき録画見終わってこのサイトに来ました。 SDカードはあれ?さんが書かれてるとおり、レンガのは決定的な殺人時の映像部分、独白の映像が天井から出てきたカメラですね。
執事の奥さんはの薬すり替えシーンは黒手袋のみの描写でドクターがすり替えたシーンはありません。自分の医療ミスを悔いてた人が殺人は犯さないと思います。協力は死んだふりからじゃないですか?割愛もそうだけど、判事が手を下す描写がないので、なんだかモヤモヤしました。
仲間由紀恵がぎばちゃん殺さなかったら、ほんとどうしてたんでしょう?
沢村一樹いらなかったな(笑)