今回のワールドカップで日本代表が南アフリカを破るという大金星をきっかけに、にわかラグビーファンになったのは私だけではないでしょう。
そんな私が感じた疑問「日本代表っていうけどメンバーに外国人多くね?」これについて調べてみました。
まずラグビーとは15人で戦うスポーツです。
現在の日本代表チーム31人の名簿を眺めているとカタカナ表記の外国人かな?と思う名前が、10人います。
3分の1が外国人?の日本代表というのにものすごく違和感を感じませんか?
調べてみると10人のうち半数の5人は日本に帰化していることがわかりました。
帰化しているということは正真正銘の日本人ですから問題は全くありませんね。
問題は帰化していない外国人が日本代表として出場していることです。
これはラグビー特有のルールが関係していました。
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ラグビーにおける代表ルール
ラグビーにおいては代表に選出される際のルールが他のスポーツとは異なります。
覚えておきたいのがラグビーは、所謂「国籍主義」ではなく、所属する「協会主義」になります。そのため、国籍と代表が一致しない場合があります。もちろん国籍がある国の代表になれるのですが、それ以外に以下の条件を満たせば、国籍とは異なる国でも代表になるチャンスがあります。
その条件が以下の3つになります。
1.出生地が当該国である
2.両親および祖父母のうち一人が当該国出身
3.当該国で3年以上、継続して居住している
このどれか一つを満たせば、その国の代表になれるわけです。一番多いのが③を満たしている場合で、日本にいる外国人選手の場合、③の3年以上継続して居住しているを満たしている選手が選ばれています。なお、過去にはいったんとある国で代表になった選手が、別の国の代表になることもありました。
いずれにしても、ルールの上では現在の日本代表に外国出身の選手がいくらいても問題ないことになります。
出典:Go to 2019~闘球見聞録~
これは日本に限った事ではなく世界のチームで他国出身者がナショナルチームに加わって国を代表して戦っているということです。
島国日本では外国人がいると違和感を感じてしまいますが、アメリカのメジャーリーグで活躍するイチロー選手のように世界的には普通のことなのかもしれませんね。
五郎丸選手もツイッターでこのことに触れています。
ラグビーが注目されてる今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ。#JapanWay
— 五郎丸歩 (@Goro_15) September 20, 2015
日本代表として戦う外国人。応援せずにはいられませんね!
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