12月16日放送のドラマ「無痛」の感想を書いて行きたいと思います。いよいよ最終回となった今回、早瀬(伊藤淳史)に撃たれたイバラ(中村蒼)はどうなったのか!?サトミは!?白神(伊藤英明)は!?
それでは感想まとめいってみましょう!!
スポンサーリンク
あらすじ
診療所に戻った為頼英介(西島秀俊)は、早瀬順一郎(伊藤淳史)がイバラ(中村蒼)に拳銃で発砲したことを高島菜見子(石橋杏奈)、井上和枝(浅田美代子)に話す。イバラは川に転落したまま行方がわからない。和枝は発砲を焦った早瀬の方が危険ではないかと危惧。寝ていたはずの南サトミ(浜辺美波)が話を聞いてしまい、玄関から飛び出そうとするのを和枝が必死に抑えた。
翌日も警察はイバラの捜索を続ける。一方、信用を失った『白神メディカルクリニック』は患者の転院などの整理が進められていた。秘書の横井清美(宮本真希)は今後の相談をしようと院長室へ行くが、白神陽児(伊藤英明)姿はなく、携帯電話も繋がらない。
為頼の診療所には早瀬が姿を現す。イバラを撃ったことを責める為頼に、早瀬は彼を殺害するしかないと口走る。為頼は早瀬に白神から言われたのではないかと問う。為頼は、白神が早瀬にイバラを殺すようそそのかしたと続けた。そして、為頼はイバラの治験データを早瀬に見せる。データはイバラが白神に処方された薬の影響で一家殺害時の記憶の喪失、薬による強暴性の増加を語っていた。早瀬は一家殺害に白神の関与がありそうなことに気づかされる。
番組公式サイトより引用
白神が石川家一家殺害事件の真犯人でしたね。白神の弟と付き合っていたのに石川と結婚し幸せな家庭を気付いたことを新聞で世間に公表して、弟は別れを悲観しネパールで自殺したことを逆恨みしたんですね。
薬でイバラを操り一家殺害に仕向けた、というのが真相でした。
サトミ(浜辺美波)の帽子が、事件現場にあったのは石川を殺害する気で家に侵入し庭から室内の様子を伺ったときに、偶然イバラがいて一家を殺害しているところを目撃してしまいました。そして怖くなり逃げ出すとき落としてしまいました。それにイバラが気づいて庭の帽子を拾い、室内に帽子を捨てたので事件現場にサトミの帽子が落ちていたんですね。
一時姿をくらました白神は戻ってきて為頼(西島秀俊)に「共に海外の研究所で無痛治療の研究を再開しよう」と持ち掛けます。しかし、為頼は拒否しました。
そこに行方不明になっていたイバラが来て「この病院は素晴らしい」「白神先生は素晴らしい」と言います。為頼はイバラのその顔に犯因症が出ていることに気づきました。そして、イバラが白神の方を向いたとき、窓際に立つ白神は全てを受け入れるように手を広げ、白神に向かって突進したイバラと共に窓を突き破り転落しました。
後日、サトミと高島(石橋杏奈)が献花をしていたのでおそらく2人とも亡くなったんでしょうね。
為頼は診療所をしばらく休診にして旅に出ました。
早瀬に旅に出るあいさつをするために会った時、刑事を続けると言った早瀬には無言で肩をバシッと叩いて「がんばれ」といっているようでしたね。
スポンサーリンク
痛みは私だ
白神に「一緒に海外で無痛治療の研究を続けよう」と誘われた為頼はこれを断り、「痛みは私だ」と師である久留米実(津嘉山正種)のセリフを白神に言いました。
白神に言うというより、自分に言い聞かせるように言ってましたね。弟を亡くした白神のように、為頼自身も奥さんを亡くした「悲しみや痛みを無くしたい」という気持ちが残っているんでしょうね。
「無痛治療」という魔法の言葉に必死で抵抗しているかのようでしたね。ラストシーンで旅に出たのは気持ちをリセットしたかったんだと感じました。もしかしたらもう診療所へは戻って来ないつもりなのかもしれません。
ストーリーの中心だった一家殺害事件は一応解決しましたが、為頼とサトミ、早瀬はこれから長い時間をかけて自分と向き合っていかなければいけないんでしょうね。
まとめ
犯罪を犯す人の顔に犯因症が浮かびあがり、それが診えるという主人公という現実味のない設定でしたが、中身はすごく人間くさい、痛みを恐れる気持ちとそれに打ち勝つ気持ちのストーリーでしたね。
キャストの演技も良かったですし、脚本も面白かったんですが、視聴率が低めだったのは全体的に暗いイメージが強すぎたためかもしれませんね。
最終回視聴率は発表され次第追記します!
【追記】最終回視聴率は9.6%でした!
スポンサーリンク
高層ビルの強化ガラスが、体当りして突き破れるわけがない(笑)