8月28日毎年恒例の「24時間テレビ」はフィナーレを迎えましたね。
今年のマラソンランナー・林家たい平さんが、これまた毎年恒例の番組終了間近にゴールしました。
その「24時間テレビ」の裏番組のNHK教育で28日19時から「バリバラ」という番組が放送されました。
内容は「障害者は健常者を感動させる道具じゃない」というもので、感動を全面に打ち出している「24時間テレビ」に対してかなり攻めた内容となっていました。
今回はその内容や、「バリバラ」という番組について調べてみました!!
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バリバラとは?
「感動するな!笑ってくれ!」というコンセプトで始まったバリバラ。
しかし、いまだ障害者のイメージは「感動する・勇気をもらえる」というものがほとんど。
「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」
その謎を徹底検証!スタジオでは「障害者を描くのに感動は必須か?」「
チャリティー以外の番組に障害者が出演する方法は?」などのテーマを大討論!
Twitterで視聴者ともつながり、みんなで「障害者の描き方」を考える。
番組公式ページより引用
バリアフリー・バラエティの略で「バリバラ」というタイトルです。
放送開始は1999年からと意外と長く、当初は月一の1コーナーでしたが、2012年4月から
「感動するな!笑ってくれ!」
というコンセプトで毎週放送されるようになり、現在は日曜19時からの放送となっています。
レギュラー出演者は
番組には
- ラジオDJの山本シュウさん
- 脳性麻痺の玉木幸則さん(自立生活センター職員)
- 多発性硬化症の大橋グレースさん(ボランティア団体運営)
- 義足の大西瞳さん(陸上競技選手)
- 先天性四肢欠損症の岡本真希さん(会社員)
- ナレーターには脳性麻痺の神戸浩さん(俳優)
- 知的障害の伊藤愛子さん
- はるな愛さん(性同一性障害)
など、言わば当事者である障害者が多数出演しています。
つまり24時間テレビのように上辺だけの声じゃない声が聞ける番組なんですね。
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番組の内容は?
28日に放送された内容は、
「障害者は健常者を感動させる道具じゃない」
ということで、障害者と健常者の意識の違いを前面に押し出していました。
もともとの「バリバラ」のテーマが「24時間テレビ」とは対極にあるのですが、
「24時間テレビ」が放送される日にもう一歩攻めた内容となっていましたね。
Eテレが本気出してる#バリバラ pic.twitter.com/qVVpyd68IO
— RYO-SK (@rjorkskywater) August 28, 2016
https://twitter.com/TAO1231/status/769847387749703680
番組では
1950年代は
”障害者=不幸で可哀想”
というイメージだと紹介。
しかし、1980年代ごろから
「障害者も社会参加を」という運動がおこり、障害者がテレビなどで紹介される機会が増えてきます。
しかし、
”不幸で可哀想”というイメージ
と
”健気に頑張る”というイメージが合わさり、
感動!
という流れになってしまっているのが現状だと紹介しています。
確かに「24時間テレビ」は
「障害者になにか苛酷な試練を与え、それを乗り越えるのを見る」のが定番となっていますよね。
個人的にはこれが苦手でほとんどリアルタイムで見ることはないですね。
そういう人も多いのではないでしょうか。
今年は両足マヒの子供が富士山登山に挑戦して、ちょっと弱音を吐いたら頭を叩かれているシーンがあったそうです。
24時間テレビ、両足マヒで富士山登頂に挑戦している子どもがどつかれている現場がうつる→映像の乱れということですぐ中継切られる pic.twitter.com/pTbM8KOYcj
— netgeek (@netgeek_0915) August 28, 2016
やはり、障害者を(感動させるための)モノとして扱っているという日テレの姿勢が表れているのかもしれませんね。
28日の「バリバラ」放送は、出演者が「24時間テレビ」のテーマ曲”サライ”を口ずさみながら終了しました。
これは面白かったですね。
完全にケンカ売りに行ってます。
しかし、真裏でこの内容を放送した意義は大きいと思いますが、残念ながら”障害者を健常者の感動の道具”として扱っている「24時間テレビ」はなくならないんでしょうね。
8月28日放送の「バリバラ」再放送は9月2日の0:00~なので一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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感動ポルノという言葉に衝撃を受けた。
でも24時間テレビに感動する人もいることも事実なんじゃない?
感動されると、障害者は自分たちを蔑み侮辱されていると感じるって話ですがな
だから24時間テレビは番組の作り方を変えるべきってだけ
24時間TVは日テレの金儲けの為に離せない番組ですね。
最初YTVから始まったんじゃ無かったかな?最初のコンセプトから離れてしまってる気がするのは私だけでしょうか?
障害者の人も自分で出来る事は自分でしてる筈ですよね、富士山登山も本当にしたかったのかな?
今の24時間TVは観る気にはならない。
バリバラだって、障害者を出汁にした『笑いの強要』だろ。
俺はどっちも嫌いだし、どっちも見ないよ。
バリバラが、笑いの強要?観てないから知らずに言ってて仕方ないのかなー(^-^)
笑いの強要だとして、健常者がお笑い番組とかで「あるあるわかるー!」と楽しくストレスを笑い飛ばしているように、
障害者やその家族が「あるある、わかるー!」ってストレスを笑い飛ばす番組があるのは悪いことですか?
もちろん、嫌いなのは個人の勝手ですから、嫌なら観なければいいだけです。でも、観てないなら勝手な想像で意見しないでほしい。