3月18日放送のドラマ「私を離さないで」最終回の感想を書いて行きたいと思います。
3度目の提供の通知が来たことで、自暴自棄になる友彦(三浦春馬)と支えてきた恭子(綾瀬はるか)との悲しい結末が涙なしでは見られませんでしたね。
それでは感想まとめいってみましょう!!
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あらすじ
唯一の希望であった猶予がないことがわかり、塞ぎこんでしまった友彦(三浦春馬)に3度目の通知が届く。
たいていの提供者は3度目で終わりを迎えるが、なかには3度目を耐えられる提供者もいる。しかし、そうなると体の自由がきかなくなり、トイレも一人ではままならない。
恭子(綾瀬はるか)にふがいない姿をさらしたくない友彦は、自暴自棄になっていたこともあり、恭子に介護人をやめるよう願い出る。
動揺しながらも必死に説得する恭子だったが、ある日、友彦が倒れたと報告を受ける。そんな中、恭子はばったりと龍子(伊藤歩)と再会。落胆し、無気力となった友彦の 様子を聞いた龍子は、サッカー観戦に友彦を連れ出そうと提案する…
番組公式サイトより引用
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ラストシーンが考えさせられる
3度目の提供のあと、終わりを迎えなかった場合は終わらせることもできると友彦に告げた恭子。どちらの結果になったのかは明らかではなかったですが、恭子は友彦が終わったあと思い出のサッカーボールを車の助手席に乗せていろんな場所を一緒にめぐります。
そして川にボールを投げて、流れていくボールに「私ももうすぐ行くからね」と見送りました。
しかし、1年経っても恭子に通知は来ず、恭子は自ら命を絶つ決断をして友彦と共に見た海へ行きました。そこには年老いた恵美子先生(麻生祐未)がおり、体が不自由になってヘルパーに介護してもらわなければ生きていけないわが身に「提供者にもなれない私は何のために生まれてきたのか」と恭子に言います。
「うちへ来ませんか?」と恭子を誘うと恭子は「あとから」と言いその場は別れました。
その後恭子は靴を脱ぎ、海の中へと歩いて行きますが、そこにはあの日川へ流した友彦のボールが!!
恭子に「生きろ!」と言っているかのように、何度も波に揺られて恭子の足元へボールが当たります。恭子はボールを抱きしめ、考えを改めたように浜へ戻り歩き始めました。
自ら命を絶つことを止め、運命が自分の人生を終わらせる時まで生きて行く決心をしたんでしょうね。
しかし臓器提供の通知来るのをただ待つ人生になんの希望があるのかとも思いますよね。みんないなくなり何のために生きているのかもわからなくなったからこそ、自ら友彦のところに行こうと決意したのに、友彦のボールによって生かされたことはある意味残酷な結果なのかもしれませんね。
原作では恭子(原作名ではキャシー)も友彦(トミー)が終わったあと通知が来きて、友彦や美和(ルース)と同じ運命が訪れることを暗示して終了するので、ドラマ版では自ら生きることを選んだだけでも少し救われた印象がありました。
それでもこの先の恭子のことを考えると考えさせられる結末でしたね。
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