サージカルマスクとは一言で言えば医療用の高機能マスクです。
日本にはマスクの性能規格自体がないのですが、アメリカでは基準を満たしたマスク以外は病院で使用できないほど厳格な規格があります。日本の医療はやはりこういう点でも遅れているのかもしれませんね。
マスクを選ぶ基準は?
マスクの規格がない日本では、残念ながらサージカルマスクと言う名前でもその性能が普通のマスクと変わらないものも多数売っているのが現状です。
どこを見たら良い?
マスクの説明文を見るとBFEやPFEが何パーセントと書いてあると思いますが、BFEは着用者の呼気から排出される微生物などに対してのマスクのフィルター性能です。対してPFEは空気中の微粒子に対してのマスクのフィルター性能です。
花粉や黄砂やインフルエンザなどのウイルスを予防するために重要なのは空気中のウイルスから着用者を守る性能指数のPFEの方です。
PFE99%と書いてある場合は0.1μm(マイクロメートル)の微粒子がマスクによって99%除去できるということですね。
このためにサージカルマスクは裏表が決まっているんですね。裏表については製品ごとに注意書きがあるのでよく読んで使用しましょう。
一般的な不織布のマスクのフィルター部の穴は5μmですから、その性能の違いがわかると思います。
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使用方法は
わかりやすく紹介している動画があったので貼っておきます。
せっかくマスクが高性能でも正しく使用しないと効果は半減してしまいますから、自分の顔にフィットするマスクを選ぶことも重要になってきますね。
捨てるときも注意が必要
サージカルマスクに限ったことではないですが、マスクを外すときはフィルター部には触らず取り外します。
フィルター表面には細菌や花粉などが付着していますから、フィルター部を触った手で食事をしたりするとそれらの細菌などが口に入ってしまう可能性があり、せっかくマスクを着用していた意味がなくなってしまいますので要注意です!
あとでまた使うからと机の上などに置いておくのもNGですね。
一度取り外したものは見た目が新しくてもゴミ箱に捨ててしまいましょう。
花粉、黄砂予防にも最適!
花粉の大きさは10~100μm、黄砂は0.5~5μmですから0.1μmを防ぐサージカルマスクをしっかり着用していれば呼吸で体内に入ってくる割合をかなり減らせます!
毎年春になると花粉や黄砂が原因で鼻水やくしゃみがとまらない人は薬に頼るまえにまずマスクを高性能なものに代えてみるのも手かもしれませんね。
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まとめ
冬は風邪ウイルスやインフルエンザの予防、春先からは花粉や黄砂の予防のために今年からは自分に合ったマスクを探してみてはいかがでしょうか?
それともう一つ、風邪やインフルエンザの予防にマスクをしていても、帰宅時などに忘れず手洗いとうがいをしっかりしてウイルスが体内に入らないように気を付けることが大切ですね。